
挫折しない!Drupal環境構築の「今」をわかりやすく解説
この記事の要約 (Key Takeaways)
 高機能で堅牢なCMSとして、世界中の大企業や大学、政府機関で使われている「Drupal(ドルーパル)」。 「ちょっと触ってみたい!」と思っても、自分のパソコン(ローカル環境)にシステムを立ち上げるまでの「環境構築」でつまずいてしまう人が少なくありません。 しかし安心してください。今の...

高機能で堅牢なCMSとして、世界中の大企業や大学、政府機関で使われている「Drupal(ドルーパル)」。 「ちょっと触ってみたい!」と思っても、自分のパソコン(ローカル環境)にシステムを立ち上げるまでの「環境構築」でつまずいてしまう人が少なくありません。
しかし安心してください。今のDrupal環境構築は、昔に比べて驚くほど簡単になっています。 今回は、専門用語をできるだけ噛み砕きながら、モダンで失敗しないDrupalの環境構築についてお話しします。
1. なぜ「環境構築」は難しいと言われていたのか?
Webサイトを自分のパソコン上で動かすためには、以下のものを準備して連携させる必要があります。
- Webサーバー(ApacheやNginx:リクエストを受け取る受付係)
- データベース(MySQLやPostgreSQL:データを保存する倉庫)
- プログラム言語(PHP:処理を行う脳みそ)
昔は、これらを一つずつ自分のパソコンにインストールし、設定ファイルを書き換えて…と、非常に複雑な作業が必要でした。パソコンのOS(WindowsかMacか)によっても手順が違い、「誰かのパソコンでは動くのに、自分のパソコンでは動かない!」というトラブルが日常茶飯事だったのです。
2. 救世主「Docker」と「DDEV」の登場
そんな地獄のような環境構築を終わらせてくれたのが、**「Docker(ドッカー)」**という技術です。
Dockerを簡単に言うと、**「必要なものがすべて揃った、持ち運び可能なコンテナ(箱)」**です。 この箱をポンッとパソコンに置くだけで、どんなパソコンでも全く同じ環境が再現できるようになりました。
そして、そのDockerを使って「さらにDrupalなどのWeb開発に特化して使いやすくしたツール」が、現在主流となっている**「DDEV(ディーデブ)」**や「Lando」といったツールです。
[!TIP] 現在のおすすめは圧倒的に「DDEV」! 動作が軽く、設定がシンプルで、Drupalコミュニティでも標準的なツールとして広く使われています。
3. DDEVを使ったDrupal構築の3ステップ
実際にDDEVを使うと、どれくらい簡単なのでしょうか? (※事前にDockerとDDEVのインストールは必要ですが、それさえ終わっていれば以下の手順だけで完了します)
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プロジェクトのフォルダを作る 空のフォルダを作って、コマンドを1つ打ち込みます。
(「ここにDrupal用の環境を作って!」というお願い)ddev config -
Drupalのプログラムをダウンロードする
(Composerというツールが、必要なファイルをすべて自動で集めてくれます)ddev composer create drupal/recommended-project -
サーバーを起動する!
ddev start
たったこれだけです! あとは画面に表示されたURL(例:
https://my-drupal-site.ddev.site4. まとめ:面倒な準備はツールに任せて、開発に集中しよう!
「環境構築に何日も溶かしてしまう…」という時代はもう終わりました。
DDEVのようなツールを使えば、ブロックを組み立てるようにサクッと安定した環境が手に入ります。PHPのバージョンを変えたい時も、設定を1行書き換えるだけで瞬時に切り替えることができます。
「Drupalは敷居が高い」と感じていた方も、ぜひこの手軽になった環境構築ツールを使って、Drupalのパワフルな世界に足を踏み入れてみてください!

大音 匠平 o-mitz代表
約10年以上にわたり、大手メディア、EC通販、大手家電メーカーなどのWebシステム・サイト構築に携わってきました。CMSやECサイト開発、AWS環境でのバックエンド開発において豊富な経験を持っています。